2025 03.11
キャベツの値段から、「四方良し」に想いを馳せる
キャベツが一玉千円を超える、なかにはそれ以上の値段で販売されているニュースを見るたび複雑な気持ちになるのは、私だけだろうか!?
なぜならそれによって農家さんの手取りが増えるわけでは決してなく
出荷量が少ないがゆえの高値相場だからだ
近年の酷暑は、生育不良や病気の発生など人智を越えた影響をもたらしている
野菜や果物たちだって物申したい状況ではないだろうか
種まきの日がたった1日ズレるだけで、収穫が1週間前後遅れることもある
小さな作業が未来に大きな影響をあたえるほど、自然とは様々な要素が複雑に折り重なり、繊細な調和のうえに成り立っている
そろそろ私たちは、「買手・作り手・世間、そして大いなる自然」の
“四方良し“を探す旅に出かける必要があるのではないだろうか

旅の途中 愛媛県伊予市 福岡正信自然農園
文 太郎社長(中村太郎)