国産小麦の麺類

麺類の主原料である小麦は、国産を重視しています。その理由は簡単で、外国産小麦はポストハーベスト農薬の危険性が否定できないからです。
輸入小麦は、オーガニック認証のもの以外にはポストハーベスト農薬という殺菌剤や防カビ剤を使用した状態で輸入されます。輸送中にカビで品質劣化を防止するための処置です。

確かに、ロスを少なくすることで安価に流通させることができ、私たちの日常の食卓に並ぶのもその功績は大きい側面は否定できません。ただ、農薬が掛かった小麦を料理に転用することへの抵抗感は、否めません。また、グルテン量の違いから外国産が扱いやすいという側面があります。国産の場合、収穫したシーズンによってかなりその扱いが難しくなります。その反面、外国産は小麦に含まれるグルテン量の変動が大きくないため、外食産業などで取り扱いが容易です。価格も安価となれば、国産以上にニーズがあるのも理解できます。

かん水も原則不使用ですが、精製されていない天然由来のかんすいの使用は一部認めています。その他、麺に含まれる油にも注意しています。遺伝子組み換えやヘキサン抽出の油は避け、圧搾抽出の油を優先的に取り扱うように心掛けています。