名勝 月ヶ瀬梅林で育まれた限りなく自然なお茶
奈良の茶山育ち 有機一番摘み煎茶
- 内容量
- 100g
- 原材料
- 有機栽培煎茶
- 保存方法
- 常温
- 生産地
- 奈良県
- 賞味期限
- 1年
- こちらの商品はヤマト宅急便でお届けいたします。
奥の細道に宿る信念の茶山
奈良、三重、京都の県境に位置する奈良市月ヶ瀬。日本政府が1922年に初めて、風光明媚な梅林を名勝として選んだ場所。眼下に広がる茶畑は、霧が発生しやすい寒暖差、恵まれた土壌、輸送に適した川があるなど、その条件の良さが産地形成に一役を買っている。多くの生産者がお茶作りを生業としながら、絶え間ない努力で消費地の喉を潤している。
そんな山深き郷に、自然との歩幅を大切にしながら、茶の声に耳を傾ける岩田さんが出迎えてくれる。以前からその並々ならぬこだわりを聞いていた私は、ワクワクが止まらない気持ちを抑えながらハンドルを握りしめた。
水のように、体に溶けるお茶
全国には、お茶の産地と言われる場所がたくさんある。その風土に根差した栽培・焙煎・商品化などのプロセスを経て、私たちの生活に優しい時間を与えてくれる。岩田さんの茶葉もまた、樹が持つ生命力を活かしながら、「お茶がお茶らしく育つこと」を意識した栽培から出来上がる。特に、自然との関係性をとても大事にする彼の農法は、土中の見えない微生物や菌の働きを心眼を通じて観察することから始まるのだ。
葉をそのまま原材料として使用するお茶は、心身への影響を考えると健康な素材が望ましいと考えるのに、そう時間は必要はない。代々土地を守りながら百姓として精を出していたその場所を、岩田さんが「ありき自然の姿」を思い描くその先にあった有機栽培・自然栽培というカタチ。有機認定された化学農薬・化学肥料や動物性由来の肥料さえも一切使用せず、自然の循環を大切にしている。
木には、木を還せ
刈り取った葉は畝間に還すことで、限りなく茶園と周りの環境の一体感に努めている。それらは、じっくりと分解されることで、腐植となり茶樹の栄養源となるからだ。茶園全体が自らの力で、”まるごと草木”を分解することが重要であり、そのような自然のリズムの反復が自然に順応した茶園を創り出す。もちろん、収穫量は一般的な栽培と比べて少ないが、近年の環境の変化などへの対応力には目を見張るものがあると岩田さんは語りかける。
植物は、自然を映し出す鏡
私たち人間も生態系の一部なのだと意識することで、自然と向き合い、お茶本来の姿を見極める観察力を養い、お茶の特性を導ける技術を高めていきたいと考えています。
水のように、体に溶けるお茶
健康なお茶づくりとは、「人が人らしく、お茶がお茶らしく育つこと」であると感じる。それは、いつの時代においても普遍的な要素が一番大切だと信じるから。岩田さんが月ヶ瀬の土地と呼応しながら仕上げたお茶は、見事なほどに体に溶けるよそおいが素晴らしいと思う。何杯でも飲みたくなるような自然の美味しさが宿っている。
商品に、人の心あり
岩田さんは、花が満開の樹を見て、”本当は、このように花を咲かせる農家さんっていないんですよね!樹が疲れちゃうんでっ。ただ私は、自然のままが一番良いと思っているんです”。
どこまでも、「自然を自然のままに」を大切にしている岩田さんの言葉が印象的だった。
生産者: 月ヶ瀬健康茶園
梅林でも有名な自然豊かな月ヶ瀬の地で、「お茶がお茶らしく育つこと」を意識したお茶つくりをしています。有機栽培・自然栽培で収穫された茶葉は緑茶、ほうじ茶、国産紅茶の商品になっています。
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