穫れたてのりんごを、産地より直送いたします。
産地直送収穫次第発送
【標高823m】南信州から胸がいっぱいになる りんご“ふじ小玉” -さんさんファーム-
アルプスに抱かれし伊那谷から愛を込めて。
中央アルプスと南アルプスに囲まれた天竜川を眺める伊那谷には、果物の里として知られる松川町がある。見渡す限り壮大な自然が広がる情景は、季節に応じて色彩豊かな果物が映し出される地区。そんな絵画から抜け出した場所で、長年、減農薬果樹栽培に勤しむ”さんさんファーム”。

長野県は、その豊かな日照時間・寒暖差・流通面でのアドバンテージなどの条件から、農産物の一大産地である。野菜、果物、生花・鉢花、そしてそれに付随する加工品など枚挙に暇がない。そんな恵まれた環境にも関わらず、農業従事者の高齢化、農地の減少による耕作放棄地は増えるばかり。そんな状況を危惧した4軒の農家が、さんさんファームを立ち上げた。
彼らが目指したのは、有畜複合農業だ。これは、農産物だけでなく畜産(養豚)も組み合わせることで、活動のすべてが循環する農業のやり方。遊休農地を借り、養豚を行い、その堆肥で果樹を育てる地域循環型農業により、環境に配慮しながら安全でおいしい食材の生産に取り組む流れを実現すること。ここに彼らが大切にしている三箇条がある。
栽培に徹底的にこだわり、美味しさを求めた果物づくりに懸命に取り組む
果物栽培の他に養豚を行い、その堆肥で果樹を育てる循環型複合農業を目指す
自然農法の特別栽培に認定された健康な果物を、産地直送で真心こめてお届けする
有機農業という言葉さえも存在しない50年以上前。田舎にいけば、農業をする傍らには、鶏や牛を飼う景色はそれほど珍しいものではなかった。ただ時代の移り変わりとともに、分業制が進んだことで、農業と畜産を同時に行う農家が激減した。生き物と共に生きながら、農業をするのは考える以上に大変であるからだ。それは、世の中の変化とも類似している。
さんさんファームが目指す先には、限りなく自分たちの目が届く距離感での循環農業がある。日本のように中山間地が国土の多くを占める場所と豊かな季節のハーモニーを感じながら向き合う農業は、決して大規模に展開するものではないという自負が垣間見れる。ただ前述したように有畜複合農業は、一筋縄では循環しない。なぜなら、少しでもその循環のバランスが崩れると経営が大きく傾くからだ。そのため彼らは、さまざまな加工品も手掛けることで、循環の輪を守っている。
ホームグランドである母屋の近くには、静寂とさざ波を奏でる池、木漏れ陽と伴奏する鳥たち、植物のシンフォニーが広がっている。彼らが目指すべき理想郷が、少しずつ形として息づいているのが分かる。いやもしかして、彼らが今まで以上に自然の中に溶け込む自然体が、そう変化させているのかもしれないと思った。




そう言えば、さんさんファームの旅路には、あらたな心強い味方があらわれた。それは、代表である宮下さんのご子息が跡継ぎとして活躍されているのだ。全国では後継者不足で頭を悩ませることが多い中で、二代目が両親の背中を見て育ち、いま農夫として歩み出す姿は、とても美しく感じる。もちろん、決して平坦な道ばかりではないだろうが、「続ける」ことの難しさの中で、互いに分かち合える仲間として微力ながら、さんらいふも小さな応援団としてお手伝いしたいと思っている。

細道に沿って歩むと母屋の入り口には、2本の杉の樹が植わっている。花言葉には、「堅実」があるようだ。これからも時代に翻弄されるのではなく、自身の足でしっかり立ち、未来を見据えながらわたしたちの食卓を彩って欲しいものだ。

旅の途中/長野県下伊那郡松川町
文/写真 太郎社長(中村太郎)
- 名称
- ふじ小玉
- 内容量
- 3kg/5kg
- 特定原材料等
- りんご
- こちらは産地直送便でお届けする商品です。
- 産地から直送でお届けいたします。(準備ができ次第、随時発送いたします。なお、数に限りがございますため、無くなり次第終了となります。
- 他のショップ発送商品と一緒にご購入の場合、柿は別送(産地より直送)でお届けとなりますのご注意ください。

生産者: さんさんファーム
さんさんファームは、長野県の南、美味しい果物の産地松川町にあります。 黒豚を飼ってソーセージを作り、その堆肥でリンゴやナシなどの果物を育てる有畜複合農業を行っています。ぜひご賞味ください。
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