持続可能な食料生産
に近づくために

世界的な環境問題はわたしたちが口にする食べ物とも結びついています。生産地を切り開くために自然環境を破壊し、
生産に必要な水を確保するために水資源の減少を招き、化学農薬や化学肥料により土壌や水質を汚染しています。

未来に向けて食べ物を生産していくためには地球そのものの現状をよく理解し、
環境に配慮した物作りを実践していくことで、少しでも持続可能な食料生産に近づける一助になりたい

と考えています。

いま、世界では地球規模のさまざまな環境問題に直面しています。
二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスの排出量増加による地球温暖化は、気温の上昇や干ばつ、
洪水などの気候変動を起こしています。

これらの異常気象により、農作物の生産量は安定せず、農地面積の減少や栽培適地の移動を余儀なくされます。
しかし、世界の飢餓人口は8億人を超え、2050年の世界人口は100億人に達すると予想されるなかで、
どのようなに食料を生産していけばよいのでしょうか。

※下記は指で左右に動かすとすべて見る事が出来ます。

※人の消費のために生産された食料のおよそ1/3を廃棄(国連食糧農業機関(FAO)「世界の食料ロスと食料廃棄(2011年)」

さんらいふは「食」を通して生産者と消費者がつながりをもてるよう、橋渡し役を担っておりますが、
未来の食生活を形成してゆくにあたって、わたしたちにどれだけのことができるのだろうかと考えています。

食料の多くを輸入にたよっている日本は、他国が何らかの理由で輸出ができなくなると、
食料不足に陥る可能性があります。そうなればその食料を原材料として扱う企業や産業に影響をもたらし、
今度は消費者を経済的に圧迫してしまうことにつながります。このようなリスクを減らすには、
やはり自国での生産量増加が大事だと考えます。しかし先述の環境問題から、
自然に負荷をかける生産方法に未来はありません。

地球に対して持続可能な生産方法で、環境に配慮した取り組みを考えていかなければいけません。

農 農

農業では、化学肥料や化学農薬の投入は土壌の疲弊を招き、収穫量の逓減(ていげん)をもたらし、
生き物の生態系にも影響をおよぼします。化学物質を利用せず、
環境に配慮され有機農業にも対応できる農薬や堆肥の使用、太陽光を利用して土壌の雑菌や
雑草の種を減らす熱消毒、害虫にはそれを駆除してくれる天敵を用いるなどの方法があります。

また、ハウスでの加温には石油などの化石燃料が多く使用されるため、
使用量を減らした生産計画の構築や太陽光を利用した加温システムに
切り替えることができます。

畜 畜

畜産業では、多くの飼料の原材料が輸入で賄われています。これらも国内もしくは
地域農業が一体となった、自給・循環の構築での飼料作りをすることができます。
また、社会問題でもある食品廃棄ロスは年間621万トンにもおよび、
国民1人当たりが毎日お茶碗一杯分を捨てている量に匹敵すると発表されています
(農水省 飲食店等における「食べ残し」対策についてより)。

これらは廃棄量を減らすことが望ましいですが、少なからず出されてしまった分に関しては
エコフィード(食品残さ等を利用して製造された飼料)としての活用も考えられます。

漁 漁

漁業では、天然魚の過剰な漁獲が問題視されていることから、
生息域に十分な魚を残して未来へつなぐこと。
そして海鳥やウミガメなどを不本意に混獲してしまわないように、
網の設置や種類を考えることで、海洋生物の生態系を崩さないこと。
養殖では、化学薬品の投与により、海洋や河川に流入し水質の悪化を招かないよう、
天然由来の物質を使用することで水質を管理することができます。

農業で使用される化学物質が山や田畑から河川へ流入し、
海洋へ広がっていくことの対策もできます。

そして消費者は、「旬」の食べ物を「旬」の時期に選び食べることが、
栽培時に使用される化石燃料の低減になり、食べ物を捨てる量を減らすことで、
食料という資源を無駄に消費しないことが、持続可能な社会に貢献できると強く願っています。

さんらいふでは、これらの大事だと感じることを生産者・消費者と共有し、健全な食生活が持続できるような
世の中を目指していきます。

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