限りなく、自然との調和に抱かれた自然派ワイン
Le Canon Petillant Naturel【2025】(ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン)
限りなく、自然との調和に抱かれたヴァン・ナチュール
自然派ワインのパイオニアとして、フランス・ローヌでその道を磨いた自然派醸造家/大岡弘武さん。
彼が紡ぎ出すヴァン・ナチュールは、大地に限りなく寄り添った自然なワインという一言に尽きる。亜硫酸無添加・無補糖・無濾過で、人為的介入を極力しない醸造法から紡がれる逸品は、世界各国にファンが多いのも特筆すべき点だ。
「ワインがこの世に誕生した※草創期には、自然な方法でワインは醸造されていたので、手を加えること自体が不自然」
そう語る大岡氏の言葉には、一切の迷いはない。
彼のこのような哲学に大きな影響を及ぼした人物の一人は、わたしどもがお手伝いをしている福岡正信自然農園(愛媛県)の初代園主、※「わら一本の革命」の著書で世界的に著名な福岡正信氏だ。自然農法の大家として知られ、「この世には、何も無い」という若かりし頃に患った大病から悟りを拓いた人物であり、いまなお世界各国のアーティスト、ワイン醸造家、哲学者、自然派な価値を大切にする方々など枚挙に暇がないほどである。
※草創期・・・所説あるが、「紀元前」と解釈
※わら一本の革命・・・世界30か国で翻訳されている名著
私たちが世界各国の生産現場を訪問する中で、気候変動の影響でいままでのように上手く農産物を栽培ができないと聞く事が多くなった。春や秋が短く、安定しない雨量、尋常ではない高温期など、農家にとって過去の経験が役に立たないことすらあるようだ。ましてや、高温多湿の日本においての葡萄栽培とワイン醸造は、チャレンジ以外の言葉が見当たらない。

フランス・ローヌで活躍されていた当時、世界一流のレストランでの採用、ニューヨークタイムズ世界版での紹介など大岡さんの活動は、順風満帆のように思えた。もちろん、苦難の末に辿り着いたステージであったことは明白だった。そんな彼が、自然派ワインの本質的な価値や意味を紐解く伝道師として国内での活動に移行したことは、業界人であれば誰もが驚きを隠せなかったことだろう。
ただその生き様は、僭越ながら”彼らしい”と思ってしまう。名誉、金銭、安定という価値は、彼にとって単なる道具でしかない。物神化の流れに支配されるのではなく、己が信じる「自然とは何か?」の答えに導かれながら、邁進する姿はとても美しく感じる。
いつも大岡さんが醸造に関して、そっと添える一言がある。
「わたしも何もしていません。自然に任せているだけです。」
「自然への畏敬の念」「誠実さ」という彼の生き様さえも投影している自然派ワイン創りに、天国の福岡正信氏も笑みをこぼしてその姿を見守っていることだろう。

以下、自然派ワイン醸造家 大岡さんより
ここ数年同じような天候の話をしています。もうこのような天気が普通なのでしょうね。 今年も夏が乾燥して暑く、天候に恵まれた年でした。梅雨も少なく台風の影響も少なく、腐敗果が一切ない満足いく葡萄が収穫できました。アレキサンドリアは9月上旬。カベルネは例年より2週間早い9月上旬の収穫となりました。
昨年から完全有機栽培への移行、生産者さんの努力と、みなさまの応援のお陰で、4Haもの広大な面積が有機栽培となっております。樹齢40歳を超える葡萄の木が元気に育っているのを見るのは嬉しいです。このような動きが広がれば、日本ワインの未来はさらに輝きを増すと思います。 味わいにも複雑実、丸みがでてきたと思っております。
岡山県岡山市北区富吉は、昔、日本一のアレキサンドリアの産地でした。現在は高齢化が進み、葡萄栽培を続けられている方は、少なくなってしまいました。また若い方は、シャインマスカットに植え替えています。その理由は、手間がかからず、単価が高いからです。高齢の方々がアレキサンドリを作り続けておられます。樹齢が古い葡萄は、小さい実をつけ生食としての価値は低くなる反面、ワインであれば味の濃い価値の高いものになります。手間をかけないワイン用の栽培方法をしていただき、いくつかの区画の葡萄を、ラ・グランド・コリーヌ・ジャポンのワイン用に有機栽培で育ててくれました。

品種 カベルネ・ソーヴィニオン 70% 神戸
マスカット・オブ・アレキサンドリア 30% 岡山
醸造法
ぶどうを丸ごとタンクに入れ、14日間マセラシオン。タンクから葡萄を取り出し圧搾。ジュースの一部は小樽に、他は牛乳タンクに移し、低温(10度)で自然酵母により発酵。アルコール発酵が終わるぐらいに、新たに葡萄を収獲してプレスをしたものに、そのジュースを加えて瓶詰め。瓶内で発酵が起き微発泡となります。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
注意
瓶の底に溜まっているのは、澱です。昨年はガスが弱かったので、今年は泡が強くなるように瓶詰めしております。そのため、完全に冷やさず、揺らして抜栓しますと吹き出すリスクが高いため、ご注意くださいませ。

色調は淡いガーネット
香りは赤い果実、野イチゴ、フランボワーズの香りが主体となります。そこにかりん、洋ナシ、パイナップルなどアレキ由来の香りが加わります。そこにレモンハーブなどのハーブ類、白コショウようなスパイス感も加わります。口に含むと赤い果実味を感じることができ、葡萄が熟しているため丸みのあるバランスの取れた味わいが膨らみます。後味には、酸を感じる軽快な余韻が残ります。澱が含まれると味わいに厚みと複雑さが出ますが、香りは弱くなります。
ワインは立てて保存していただき、飲む前に冷蔵庫で十分に冷やしてからお楽しみください。常温で揺らしますと、ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。

- 名称
- Le Canon Petillant Naturel 2025
- 内容量
- 750ml
- 原材料
- カベルネ・ソーヴィニオン(神戸)70%、マスカット・オブ・アレキサンドリア(岡山)30%
- 保存方法
- 14度以下での保存をお願いします。
- 生産地
- 岡山県岡山市
- 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
- こちらの商品はクール便でお届けします。
- アルコール数:8%

生産者: ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
■1974年 東京生まれ ■1997年 明治大学理工学部卒業、同年ボルドー大学醸造学 DNO入学 ■1999年 同大学を中退、ボルドーBTSA入学、2001年同資格取得 ■1999年〜2002年 ギガル社でエルミタ ージュ地区栽培長 ■2002年〜2006年 ドメーヌ・ティエリー・アルマンの栽培長を務める ■2002年 ラ・グランド・コリーヌ社を設立、 ■2013年 『ニューヨーク・タイムズ』(世界版)に取材を受け、世界の一流レストランでワインが採用される ■2016年 帰国。ラ・ グランド・コリーヌ・ジャポン社を立ち上げ、岡山県で葡萄栽培とワイン醸造を開始 ■2021年 一般社団法人おかやま葡萄酒園 を設立 ■現 在 日仏でワインづくりのコンサルティングを行う ■訳 書「実りの言葉」(ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン、2017年) ■著 書「大岡弘武のワインづくり 自然派ワインと風土と農業と」(エックスナレッジ、2021年9月)
レビューを投稿するにはログインしていただく必要があります。



















レビュー
レビューはまだありません。