不自然な精製加工
をしない
本来、その食べ物に備わっている重要な成分が、精製・殺菌などの作業工程によって失われてしまいます。
さんらいふでは、原料本来の良さを活かし、「ごまかしのない食品をお届けする」を前提に、
精製しすぎていると感じるものは取り扱いしません。
常日頃から食する機会の多い油や砂糖などの食品。これらは生産性の向上や見た目の美しさを追求するあまり、
原料本来の品質や栄養成分が損なわれていることもあります。
たとえば、こめ油やなたね油などの食用油類は、一般的な製造の仕方として「抽出法」というものが用いられます。
これは原料に石油系の化学物質(n-ヘキサン)を加えて、より多くの油を抽出させる方法です。
大量に抽出できて安価に販売できるメリットがある一方、
原料本来が持つ食物繊維やビタミンなどの栄養素や香りの多くを失ってしまいます。
さんらいふでは、このような化学物質を使う製法ではなく、「圧搾法」という原料を単純に押しつぶして、
そこからにじみ出る油のみを採取する伝統的な方法を用いた製品をご案内しています。
しかし、「遺伝子組み換えされた原料の使用を避けたい」という生産者の意向から、
一部の加工品では二次原料として、「抽出法」を用いた食用油類の使用を認めています。
【油の場合】一般的なヘキサン抽出法の場合
【油の場合】さんらいふが基準とする圧搾法の場合
※1 1~2日置いて沈殿物をとる ※2 和紙でろ過し自然沈殿を待つ
また、マーガリンのように植物油脂や添加物を原料とした液体を、バターのように固形処理された食品には、
食としての必要性さえ疑問に感じてしまいます。
食卓でパンなどに塗りやすいという利便性はありますが、栄養成分から見ると80%が植物性の油脂で、
残りはビタミンE(お茶やかぼちゃに含まれる)やビタミンK(ほうれん草や納豆に含まれる)という他の食品からでも
十分に摂取できる成分です。
食用となるさまざまな原材料は、化学的な製法を経ることで誰もが口にできる食品へと変えることができます。
しかし、目の前の食品に見る原料から、本来備わっているはずの栄養成分をうまく摂取し、
原料本来の食味や香りなどの特徴をどれだけ感じとれるかは知る由もなく、
実際の製造工程を把握する必要があります。
さんらいふでは製造工程がはっきりとしており、原料本来の良さを活かし、「ごまかしのない食品をお届けする」を前提に、精製しすぎていると感じるものは取り扱いしません。