びわは鮮度が大切!一番おいしい時期に収穫したものを、産地から直送でお届けいたします。
【産地直送・送料込】夫婦で紡ぐ自然農法の枇杷(びわ)

- 保存方法
- 到着後、できるだけ早めにお召し上がりください。冷やして食する場合、直前2~3時間ほど冷蔵庫で保管ください。それ以上の長時間冷蔵は、黒ずむ恐れがございますのでご注意ください。
- こちらの商品は送料無料でお届けします。
- 品質維持のため北海道・沖縄県の離島への発送は承っておりません。
- 関西より北の地区へは、お届けに中1日を要します。
- 収穫次第、産地直送でお届けいたします。(6月8日中まで受注受付)
- 他のショップ発送商品と一緒にご購入の場合、枇杷は別送(産地より直送)でお届けとなります。
【数量限定の特別企画!】
びわは鮮度が大切!一番おいしい時期に収穫したものを、産地から直送でお届けいたします。(当日もしくは前日に収穫したものを随時発送)
他のショップ発送商品と一緒にご購入の場合、枇杷は別送(産地より直送)でお届けとなりますのでご注意ください。

夫婦で紡ぐ自然な枇杷(びわ)
全国的に希少な化学農薬・化学肥料不使用で、限りなく自然に近いカタチで枇杷(びわ)栽培する川上さんご夫妻。長崎県平戸市の根獅子(ねしこ)の浜に面した日当たりの良い段々畑が、彼らのホームグラウンドだ。眼下に広がる景色を眺めながら、戦後から現在に至るまでの村の変化を懐かしそうに、そして時折、寂しげな横顔で私に語りかけてくれた。
昔は、日帰り漁船で浜は賑わい、畑ではさまざまな作物が栽培されていたという。ただ時代の流れとともに人口の減少や高齢化の波は、凧糸が切れたように、容赦なく外部との繋がりを希薄にしていった。ただ皮肉にも自然は、より自然へと還る場所を見つけたようだ。

全国の田舎で起きている同様の問題が、ここ平戸市でも垣間見える。また日本海を望むこの地は、自然の優しさだけでなく、厳しさとも向き合うことで必要だ。ただ幸い、海風の影響で霜が降りにくい場所であるため、果樹栽培に適しているという。とは言うものの、寒風が吹き荒れる冬空の下、一つひとつ袋掛けをする作業は、大変さの極みでもあるのは想像に難い。袋掛け・鳥害を防止するための誘因・気が遠くなりそうな選別など延々に続く作業で冷え切った両手には、夫婦の消費者を思う愛情が宿っている。

実は彼らが実直に枇杷を向き合うのには、もう一つ理由がある。それは、地域の特産を作ることで、村の復興に一役買いたいと願っているのだ。人が行き交い、隣の笑い声が聞こえるような活気に溢れていた過ぎし時代を回想しながら。ただ枇杷栽培に試行錯誤する話から、決して平坦な道ばかりではないことは容易に想像できた。

この限界集落でこだわりの栽培をスタートして、30年という歳月が過ぎたという。ミネラルを含んだ海からの潮風と照りつける太陽が、優しく彼らの取り組みを後押ししているように感じた。長い長い冬を越えて、5月初旬から約1ヶ月ほどの出荷シーズンが到来する。
完熟が自慢の川上さんの枇杷は、長崎早生、夏だより、涼風、陽玉の4品種。それも果肉がジューシ、後味がすっきりした食味で素晴らしく美味しい。完熟させてからの出荷は、外皮を傷つけないように細心の注意を払いながらの作業が続く。一般に流通している枇杷は、保管や流通を考えて若い果肉状態で出荷する。そのため、私たちの食卓に並ぶ機会があるのもそのおかげだ。ただその反面、川上さんたちの枇杷のような食味にはならない。

自然の恵みは、私たちの暮らしに彩りと優しい風を届けてくれる。もちろん、そこに寄り添う人々の知恵、経験、苦労が折り重なることで成り立つ循環。このご時世に果物をいただくことは、贅沢であるという考えもあることだろう。ただ、村を思い、消費者の笑顔を励みに、ひたむきに自然と向き合う川上さんご夫妻の季節の便りにも耳を傾けて欲しいと願う今日この頃だ。

レビューを投稿するにはログインしていただく必要があります。
レビュー
レビューはまだありません。