歴史と情景美が折り重なる自然のワルツ
【海抜360m】古都奈良、こだわりの刀根柿

刀根柿発祥の地、古都奈良より
飛鳥時代の国づくりから平城京の律令国家確立まで、日本の政治の礎が築かれた政治発祥の地、奈良。東大寺や法隆寺などの世界遺産、奈良公園の鹿に象徴されるように、古代からの歴史と自然が今も共存するその地で、こだわりの刀根柿を栽培する稲田さん。奈良発の品種として知られる刀根柿を、西吉野の標高300mを超える豊かな山々で、昔から栽培。健康・安心を届けたいという想いだけでなく、この自然豊かな風景を守りたいという願いが、絶え間ない努力や忍耐へと繋がっている。

”こだわり”の一言では、語りつくせない。
四角い形が特徴の刀根柿は、早生品種で種が無く強い甘みと食感が魅力だ。渋みを抜く作業を経て、シーズンの早くからわたしたちの食卓を彩る存在。奈良でも多くの生産者が栽培に精を出しているのだが、その栽培方法はさまざまと言って過言ではない。他の作物同様、作り手の考え・栽培地の気候・消費地への輸送など、複合的な要素が生産者の経営判断に大きな影響を及ぼす。
特に、化学肥料を使用せず、限りなく化学農薬を低減する栽培は、収量や売上の減少になる可能性が高くなる。そのため、健康的なイメージが強い有機、無農薬、減農薬という実態は、理想と現実の狭間で揺れ動く、決して甘くない現実と隣り合わせだ。

一工夫で、愉しみ方いろいろ。
刀根柿は、比較的日持ちする品種。常温では、2~3日程度で柔らかくなる。硬めの柿が食べたい場合、ポリ袋に入れて密閉・冷蔵保管することで、鮮度がよければ1週間くらいは大丈夫だ。柔らかい食感を愉しみたい場合、新聞紙で包んだ柿をポリ袋に入れて、常温でしばらく保管することをオススメする。熟し過ぎた柿は、丸ごとラップで包んで冷凍することで、柿シャーベットとして自然な味わいの発見がある。できるだけ足さずに食することが、柿本来の味に触れるコツと言えるだろう。

近年、他の果樹栽培同様、柿栽培は減少の一途を辿っている。生産者の高齢化、後継者不足、天候不順など向き合う現状は、明るいものばかりではない。ただ後ろ向きの思考から、前向きな未来は語れない。いまは、樹々と対話を重ねながら柿と向き合う稲田さんの生活を支えるために、食べることで循環させることが一番の近道のように思える。
旅の途中:奈良県吉野町
文 /太郎社長(中村 太郎)
- こちらは産地直送便でお届けする商品です。
- 産地から直送でお届けいたします。(準備ができ次第、随時発送いたします。
- 数に限りがございますため、無くなり次第終了となります。
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生産者: 稲泉農園
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