社会奉仕家の優しさがにじむワイン
mellow2025イエローラベル(GRAPE SHIP)

家族愛と地域社会への優しさがつまったワイン
岡山市から倉敷方面へ車を走らせるハンドルにも力が入る。シェフから醸造家へ転身という異色の経歴を持つ松井さんに会うために、片道3時間の旅。あたり一面にぶどう畑が広がる南向きの一角に、彼のワイナリーがあった。街並みと瀬戸内が眺望できる小高い丘の上に立つ醸造所の大きな扉を開けた松井さんが、丁寧にわたしを迎い入れてくれた。

綺麗に整理整頓された様子から、彼の几帳面さがうかがえた。「モノには魂が宿る」と信じるわたしにとって、そこに広がる光景は、安心と信頼感が交差する居心地の良さへと誘ってくれた。2,3の会話もそうそうに切り上げて、おもむろに開栓した1杯を試飲した。彼のこれまでの経緯歴と想いも一緒に堪能しながら頂戴したのは言うまでもない。
訪仏で運命の出会い
松井さんは、 20 代で料理の修行ために訪仏。そこでその後の運命を変える出来事となったのが、自然派ワイン醸造で著名な大岡弘武さんとの出会いだったという。ワイン造りの奥深さ、地域との結びつき、自然との共鳴など、すっかりワインに魅了された心は、帰国後も変わることはなかった。そんな彼が、世界のスタンダードを知る大岡氏が帰国するタイミングで、弟子入りするのには、そう時間が必要なかったのは想像に難くない。
有機栽培と精密な設計
松井さんは、全国的にも珍しい有機栽培に取り組む生産者の1人でもある。降雨量の多い日本の気候では、病害虫の影響もありぶどう栽培は困難を極める。そのため、その環境に適した品種選定や雨よけのためのレインカットハウスなど、工夫による問題解決を試みているのがとても印象的だった。また醸造所がある場所から半径500メートル範囲内に集約された畑で収穫をしている。目の届く範囲の農業という観点からしても、日本の風土に適した労働集約型の経営形態だ。欧州品種の導入、栽培方法・スタイルなどを模倣する生産者が多い中、持続的な側面を鑑みた自然な流れの循環農法だと感じた。
地域との共生と社会貢献
松井さんの最大のこだわりの1つが、近隣の福祉事業所との連携だ。草取りや枝の誘引などの作業を通じて、障がい者の方々に仕事と収入の機会を提供し、地域全体で循環する仕組みを構築している。これは、ワイン醸造家でありながら社会奉仕家としての一面であるとともに、「誰もが幸せになれるモデル」を目指す松井さんの素晴らしい人間観の表れだと感銘した。

以下、自然派醸造家 松井さんからのメッセージ。
日本ワイン ぶどうの恵みは告げる。夏の到来、夏の夢。
■ 味わい
グラスに注ぐとレモン・青りんご・ハーブなどの芳醇で爽や かな香りと、マスカット、かりんnの甘い香りが広がります。 すっきりとした酸と微発泡で飲み口がさっぱりと仕上がりま した。2025年はアルコール度数も上がり例年よりワインに 奥行きが出ました。
■ 醸造法
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカッ ト・オブ・アレキサンドリアだけを使用。果実を丸ごとバス ケットプレスにてプレス。小樽での発酵終了後、果汁を加え て瓶詰め。瓶の中で再発酵が起こり、発酵中のガスをそのま ま閉じ込めました。清澄剤不使用、亜硫酸無添加。※バスケ ットプレス=ぶどうの種をつぶさない繊細な抽出方法。
■ ぶどうのこと
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカッ ト・オブ・アレキサンドリアを使用しています。2025年は 梅雨時期の雨が少なく猛暑も重なり、人間にとっては大変な 年でしたが病害虫の発生も少なく健全なぶどうが収穫できま した。
■ 名前のこと
子どもの頃によく飲んでいた炭酸飲料。シトラスの味わいに 衝撃をうけた飲み物に、「メロー」という言葉が使われたも のがありました。大人になっても忘れられないほど、思い出 に残っています。私が醸したこのワインも、「またあのワイ ンが飲みたい」と思い出してもらえたならと願ってやみませ ん。この言葉は、果物が熟している様子、香りや甘みが豊か な様子、或いはお酒を飲んで陽気になったり、寛いだ気持ち になることも意味します。このワインを手にとってくれた人 の思い出に残ってほしい。熟したぶどうから生まれたワイン を飲んで陽気な気持ちになり、寛いだ時間を過ごしてほし い。そんな想いをこめて「mellow」と名付けました。
■ ワインラベルのこと
ラベルのデザインは、「朱」に引き続き、アートスペース油 亀さんにお願いしました。私の娘を描いたこのラベルには、 「見守る」という意味が込められています。手に持つスコー プで、彼女は様々な光景を見守っています。ぶどう畑の様 子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の 様子。名前の通り、たくさんの人々が「mellow」な気持ち になっているか。陽気になって寛いで、心地よい時間を過ご しているかを、スコープを通して見守っています。
船穂の大地、太陽の恵み。 私達は、岡山県倉敷市の船穂町鶏尾地区で、マスカット・ オブ・アレキサンドリアという品種のぶどうを栽培していま す。土はさらさらでもなく、かといってネバネバもしていない。ちょうどその中間のほろほろ、砂じょう土と呼ばれる水 はけの良い土質が特徴です。決して収穫量は多くはありませ んが、実の中に甘みと香りがぎゅぎゅっと凝縮された美味し いぶどうが育ちます。「晴れの国」とも言われるほどに、雨 が少ない岡山県。日照時間とその光量も日本随一。食用ぶど うの産地としてはこれ以上の良い土地はなかなかありませ ん。しかし、近年には栽培を断念する農家が増加し、放棄さ れたぶどうの温室が目立つようになりました。せっかくの素 晴らしい場所と設備をこのまま放っておく手はありません。 そこで、使わなくなった温室を借り受けて、ワイン用ぶどう の有機栽培を開始。2021年には醸造所も完成しました。瀬 戸内海をのぞむ、風通しの良い、南向きの丘で育まれたぶど うは天下一品。この大地と瀬戸内の太陽の恵みがあるからこ そ、他に類をみないぶどうが生まれるのです。
[GRAPE SHIPワインを美味しく味わうために。]
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出す ため、「無濾過」で瓶詰めをしています。そのためボトルの 中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味 が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態で あると言えます。大きい澱が多く見られるワインもございま すが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご 飲用いただいても問題はございません。気になる場合は瓶底 に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワ インを注ぎお楽しみください。GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温 度管理しております。お買い上げ後は気温の変化などによる 品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
- 名称
- mellow2025イエローラベル
- 内容量
- 750ml
- 保存方法
- 14度以下での保存をお願いします。
- こちらの商品はクール便でお届けします。
- アルコール度数 10.4度
レビューを投稿するにはログインしていただく必要があります。








レビュー
レビューはまだありません。