「自然と愛情の旋律」 元祖!有機栽培ミルキークイーン(令和6年新米)

ミルキークイーン米は、人と自然の共鳴から

もち米のように粘りが強く光沢があり、そして何より冷えても美味しい米として、全国各地で親しまれている品種の一つであるミルキークイン米。私たちが約30年以上前から販売するこのお米は、大野さん率いる東町自然有機農法グループ（茨城県）の方々が丁寧に栽培したものだ。

日本で初めて栽培された元祖！　ミルキークイーン米

実は、私たちが長年お付き合いしている大野さん達のグループこそ、元祖ミルキークイーン栽培の第一人者である。当時、その種を育種していた県の試験場がテスト栽培をする生産者を探している時に、彼らに白羽の矢がたった。理由は単純で、栽培技術に定評があったからだ。

一般流通しているお米は表面が半透明色に対して、ミルキークイーンは牛乳のような色になることからその名が付けられた。米質が柔らかく・粘りが多く・冷めても艶やかで硬くなりにくい特徴がある。また炊飯した時、”もち米”のような香りや他のお米と混ぜることで食味が向上するという大きな特徴がある。

私たちさん・らいふと彼らとの関係は、30年ほどになる！
毎年、遠く茨城県から奈良県までの道のりを、大きなマイクロバス1台に乗って挨拶に来てくださった。当時、彼らを出迎えた先代やその仲間は、今は人生の次のステージに旅立ったが、引出しの奥にはその当時の写真が今でも微笑んでいる。それは、彼らの米で育った一人として、嬉しさを隠せない。

さん・らいふが大野さん達に対して、強いシンパシーを感じる理由の一つが、非常に哲学的なアプローチで命や食を考えるからだ。並々ならぬ情熱で継続することは、筆舌に尽くしがたい。そのような中でも、心の平静と世間との距離感を保つ姿勢にただただ頭が下がる。

自然と向き合う生産者には、それぞれのストーリーが必ずある。
毎年同じでない気候を肌で感じながら、地域・自然・作物と向き合うのだから、決して平坦な旅路（みち）ばかりでないのは明らかだ。

そう言えば、東町自然有機農法グループのメンバーは、皆一様に優しい。
そして、義理硬く、一生懸命がとても似合う方々だ。
頭が垂れるように、自然な心持ちで時間と向き合う彼らの生き方に、いつも頭が下がる。
お米を食してみて、彼らの生き様を感じて欲しいなあと思えるお米だ。

「美味しい食べ方」
通常のお米よりもやわらかくなりやすいので、水加減を調整してお好みの硬さでお召し上がりください。
冷めても柔らかふっくらが自慢の食感！